「新人類」「雑草魂」「メークドラマ」…野球にまつわる新語・流行語大賞の歴代入賞語は?【前編】
2022/12/01
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【第11回・1994年】
年間大賞「イチロー(効果)」
「振り子打法」、「(カタカナの登録名)イチロー」、「前人未到の200安打」。球界のニュースター誕生に日本中が沸き立った。また、イチローの活躍による波及効果を「イチロー効果」と呼んだ。またこの安打数を機に、「最多安打」のタイトルが制定されることとなった。
【第12回・1995年】
年間大賞「NOMO」
日本球界から飛び出し、米大リーグに挑戦した野茂英雄氏。ロサンゼルス・ドジャースに入団すると、初年度から13勝6敗、防御率2.54の成績を残し、チームを地区優勝、自身は新人王に輝いた。メジャーの野球を日本の茶の間に持ち込んだのは野茂氏の功績が大きい。
年間大賞「がんばろうKOBE」
1995年1月、神戸・淡路大震災が発生。地元球団であるオリックスは、このスローガンをユニホームに縫い付け、リーグ優勝を勝ち取った。また、この優勝の立役者となったのはやはりイチローだった。
トップテン「変わらなきゃ」
「イチローを全面に押し出した、日産自動車の安全・販売キャンペーンのコピー文句」。イチローの革新的なイメージと「変わらなきゃ」のコピーが圧倒的な支持を受けた。
【第13回・1996年】
年間大賞「メークドラマ」
「“英語の達人”長嶋監督の造語」。7月6日時点で、首位広島とのゲーム差は11.5と開いており、優勝は絶望的と思われた。ところが翌日から、周知のとおりの快進撃をみせ、7月16日には「メークドラマ」宣言。そして言葉通り、奇跡の大逆転優勝を飾った。