ドラ3ルーキー小川龍成、首位のチームで一軍帯同つづく 出場機会少は練習でカバー「気合いを入れてやっている」【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#11】
2021/09/17
ルーキーのここまで
「前半戦はファームでしっかり試合に出られたので、それは良かったと思います。前半の最後の方に一軍に上がってきて、本当に出番は少ないですけど、その与えられたところで、とにかく結果出そうという気持ちでやっています。こうやって一軍に帯同できるだけで、いい勉強、いい経験になるので、そういった一軍に居られるという時間を大事にしてやっているという感じですね」
そう語るのは、今季ドラフト3位で入団したルーキー小川だ。ファームで50試合に出場し、打率.179と打撃に課題を残した一方、アマチュア時代から高い評価を得ていた守備と、10盗塁をマークした俊足を買われて7月11日に一軍初昇格。以後は一軍に帯同し続けており、ここまで主に代走や守備固めとして12試合に出場し、4度の本塁生還を記録している(9月16日時点)。
1年目から一軍で経験を積む機会を得ることができる選手は、12球団を見渡しても一握りだが、小川はその立場に甘んじることはない。
「あまり(出場)機会がないのでなんとも言えないんですけど、『自分の力はまだまだだな』と感じることが多い。やっぱり自分の技術が足りないからこそ、試合に出る機会も少ないのだと思う」
と力の無さも感じている。それでも首位を走るチームの一戦力として認められているからこそ、上に居続けられているのだ。小川自身も、このチームで求められる役割を理解している。
「代走であったり、守備で出る機会が多い。そういったスピードを生かしたことであったり、守備の面で途中からの出場が多いと思うんですけど、そこでワンプレーでしっかり結果を出すことが求められていると思うので、そこは常に頭に入れながらやっています」