未来のクリーンアップ候補・山本大斗、「溜めた分をすべてぶつける」打撃習得へ【千葉ロッテマリーンズ・若手選手インタビュー連載#14】
2021/11/28
「右足に溜めた力をボールにぶつける」
シーズン終了後は、宮崎で行われたフェニックス・リーグで汗を流した。実戦で課題を試行錯誤できる絶好の機会だ。
「フェニックス・リーグでは、自分のバッティングの課題をできるだけ、バッティングを試したりだとか、そういった面で結構こだわってやっていたので、そこは良かったなと思います」
実はフェニックス・リーグや25日まで行われていた秋季キャンプで、優先的に取り組んでいた課題がある。
「下半身の使い方ですね。“右足に溜めた力をボールにぶつける”っていう練習をやっています。福浦(和也)コーチだったり、臨時コーチの松中(信彦)さんに教わったこと。まずは右足に溜めて、溜めた分をすべてぶつける。すべてボールにぶつけられるような(打撃にしたい)」
また、求められる打撃だけでなく、やはりレギュラーとして活躍するためには、守りの向上も欠かせない。自信のある“肩”はもちろん、捕球に至るまでの動きについても伸びしろは十分。なぜなら、身近にはお手本がいるからだ。
「肩には自信があるので、送球までの動きだったりとか、どんな体勢からでも自分の納得のいくボールが投げれるよう練習しています。和田(康士朗)さんとか藤原(恭大)さんとか髙部(瑛斗)さんとかもそうですけど、ボールに対して動きが速いので、無理そうだなあっていうボールでも追いつけるのはすごい」
一軍でも活躍する年の近い先輩たちがいて、彼らを見て学ぶことができるのは、現時点では大きなメリットと言えるのではないだろうか。