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1次R全3戦で22得点と好調の侍J打線。主砲・筒香「一つになって立ち向かっていく」

2017/03/11

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドで、3戦で22得点と好調だった侍打線。
 
 1次ラウンドでは、捕手の炭谷銀仁朗以外の野手は全員出場を果たした。
 
 4番・筒香嘉智を筆頭に、松田宣浩、菊池涼介、小林誠司といった選手が活躍し、また、筒香と共に全試合で5番に固定されている中田翔も10日の中国戦で復調のきっかけになりそうな1次ラウンド2号となる本塁打を放った。
 
 田中広輔も中国戦で1番・遊撃手としてスタメン出場し、3打数2安打と結果を残した。控え選手も含め、多くの選手がそれぞれの役割を果たし、勝利に貢献している。
 
 一方、山田哲人、青木宣親、内川聖一といった選手はいまいち実力を発揮できないまま1次ランドの試合を終えた。しかし、彼らが復調することで切れ目のない打線となり、破壊力が増すことになる。また、チームを引っ張る両ベテランの調子が上がれば、チームの雰囲気がさらに良くなることだろう。
 
 主砲・筒香嘉智は、1次ラウンドを終え、自軍の野手陣について以下のようにコメントしている。
 
「これだけ本当にすごい選手の集まりだし、走れる選手もたくさんいると思うし、長打を打てる方もたくさんいる。点を取るのはなかなか難しいが、全員が一つになって相手に立ち向かっていけばいい試合ができるんじゃないかと思う」
 
 また、小久保監督も好調打線についてコメントを残している。
 
「正直これだけホームランが出ると思っていなかった。その辺は少し想定外なところもあった。中田にも10日に1発出て。これから厳しい戦いに入っていくので、好調の選手は(状態を)キープしてほしい」
 
 1次ラウンドでは筒香と中田に2本、松田と小林に1本の本塁打が出た。スモール・ベースボールで小刻みに得点を重ねるスタイルを得意とする侍ジャパンにとって、本塁打が6本出たことは、指揮官にとっても嬉しい誤算だったようだ。
 
 2次ラウンドでは、1次ラウンドを突破してきた強豪を相手にすることになるが、猛打で相手を圧倒することは出来るだろうか。