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イタリア対ベネズエラ、同点で試合終盤へ。強力ベネズエラ打線が目覚め反撃ムード漂う

2017/03/12

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンド・プールDのイタリア対ベネズエラの対戦が、12日(現地時間11日)にメキシコ・エスタディオ・チャロスで行われている。
 
 6回終了時では、5-5の同点となっているが、序盤はイタリアが5点のリードを奪っていた。
 
 イタリア先発はガビグリオ、ベネズエラ先発はM.ペレスで始まった試合は、序盤はイタリアペースとなっていた。
 
 初回、イタリアは3番のセルベリが二塁打でチャンスを作ると、5番デスカルソが適時二塁打を放ち1点を先制。
 
 また、デスカルソは3回にも2死2・3塁から2点適時打を放ち3回までに3点のリードを奪う。そして、4回には7番リッデイ、1番ニモがそれぞれソロ本塁打を放ち2点を追加し、強豪ベネズエラに5点差をつけ、イタリア優勢のまま試合が進んでいくと思われた。
 
 しかし、5回からベネズエラ打線がようやく目覚める。6番S.ペレスが二塁打でチャンスを作ると、8番エスコバーの適時打で大会初得点となる1点を奪う。そして、1番アルトゥーベも安打放ちチャンスを拡大。そして、2番のプラドが2点適時二塁打を放ち2点差まで詰め寄った。
 
 そして6回には5番V.マルティネスの安打と7番ヘレーラの死球でチャンスを作ると、8番エスコバーが同点となる2点適時打を放ち試合を振り出しに戻した。2015年のワールドシリーズでも活躍した遊撃手が、WBCの舞台でも躍動を見せている。
 
 序盤こそ決め手を欠き打線が繋がらなかったが、ようやく下馬評通りの破壊力を見せ始めた。
 
 6回終了時にはベネズエラが10安打、イタリアが8安打と安打数が逆転しており、7回以降はどのような試合展開になるか、注目が集まる。両国一歩も譲らない接戦は、6回を終了し終盤に突入する。