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初出場イスラエル、キューバ撃破で4連勝!快進撃が止まらない

2017/03/12

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 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2ラウンド・プールEのイスラエル対キューバが、12日に東京ドームで行われ、4対1でイスラエルが勝利した。
 
 本試合は2次ラウンド・プールEの開幕戦となり、プールA・1位とプールB・2位の対戦となっている。また、2次ラウンドでは投手の球数制限が80球となり、先発投手がより多くのイニングを投げることが可能となる。
 
 序盤はキューバ先発のエンテンザ、イスラエル先発のマーキーが好投を披露した。エンテンザは4回を74球で被安打1、2奪三振、3与四球、1失点と安定した投球を見せた。マーキーも5回2/3を69球で被安打4、4奪三振、2与四死球、1失点とこちらも好投を見せた。
 
 5回までは投手戦となっていたが、6回にキューバ救援陣がイスラエル打線に捕まった。イスラエルは6回裏に2番ケリーの安打と4番フレイマンの四球で1死1・2塁とこの日2度目のチャンスを作ると、5番ボレンステインが右翼に適時打を放ち勝ち越しに成功。また、7番ガイレンも適時打を放ち1点を追加し、2点のリードを奪った。
 
 8回には、キューバが2死満塁と絶好のチャンスを作るも、5番サーベドラは凡打に倒れ無失点に終わる。その裏の攻撃ではイスラエルも無死1・3塁とチャンスを作ると、7番ガイレンのセーフティスクイズで手堅く追加点を得るなど、対照的な結果となった。9回表は、イスラエル4番手・ゼイドが三者三振に抑え、試合を締めた。
 
 初出場イスラエルは、1次ラウンドの初勝利から4連勝となり、下馬評を覆す好調を維持しており、2次ラウンドでも実力を披露した。次の対戦予定は、イスラエルは12日にオランダと東京ドームで対戦予定となっている。また、キューバは14日に侍ジャパンと東京ドームで再戦が予定されている。
 
 古豪キューバを破ったイスラエル代表。勢いがあるだけに、初出場ながら決勝ラウンドに進出する可能性も出てきた。謎のダークホースは、果たしてどこまで躍進を続けられるだろうか。注目が集まるばかりである。