楽天・涌井秀章と中日・阿部寿樹が電撃トレード 初のセ・リーグ移籍となる涌井「新しい野球人生」
2022/11/15
産経新聞社
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東北楽天ゴールデンイーグルスと中日ドラゴンズは15日、涌井秀章投手と阿部寿樹内野手の交換トレードが成立したと発表した。
涌井は、横浜高から2004年ドラフト1巡目で西武ライオンズに入団した。西武では在籍9年間で2度の最多勝に輝くなどエースとして君臨し、2013年オフにはFA権を行使して千葉ロッテマリーンズへ移籍。2015年に3度目の最多勝に輝くと、短縮シーズンとなった2020年からは交換トレードで楽天に活躍の場を移し、移籍1年目から11勝を挙げてNPB史上初となる3球団での最多勝獲得を果たした。通算成績は、468試合(2598回)を投げ、154勝143敗37セーブ16ホールド、1909奪三振、防御率3.57となっている。
阿部は、一関一高、明治大、ホンダを経て、2015年ドラフト5位で中日に入団。プロ4年目の2019年に二塁のレギュラーを獲得し、打率.291をマークした。翌2020年に初の2桁本塁打(13本)を放つと、今季は主に中軸を担い、低迷する打線で存在感を示していた。通算成績は、507試合出場、打率.261、439安打、35本塁打、203打点、8盗塁となっている。
初のセ・リーグ移籍となる涌井は、球団を通じて「4球団目なので、新しい友達作りを柳に橋渡ししてもらい、新しい野球人生をスタートしたいと思います。パ・リーグで18年やって、東北の皆さんの温かい声援は、味方になってなお温かく感じました。日本シリーズで対戦できるように頑張ります。」とコメントした。