日本ハム、小笠原道大氏が一軍ヘッド&打撃コーチに就任 06年以来14年ぶり古巣復帰
2019/10/09
通算2120安打、378本塁打、屈指のスラッガーとして活躍
北海道日本ハムファイターズは9日、かつて同チームで活躍した小笠原道大氏が一軍ヘッドコーチ兼打撃コーチ就任することを発表した。
現在45歳の小笠原氏は、暁星国際高から社会人のNTT関東を経て1996年のドラフト3位で日本ハムに入団。スラッガーとして打線の中心を担い、チームが北海道へ移転後も攻守にわたる大黒柱の1人として活躍した。
そして2006年のオフにフリーエージェント(FA)権を行使して読売ジャイアンツへ移籍。巨人でも主軸を担い活躍すると、2011年には2000本安打を達成した。2013年オフには再びFA権を行使して中日ドラゴンズに移籍、2015年を最後に現役を引退した。
通算成績は1992試合で打率.310、2120安打、378本塁打、1169打点。首位打者と最多安打を2回、最多本塁打(本塁打王)、最多打点(打点王)、最高出塁率のタイトルをそれぞれ1回ずつ獲得し、2度のリーグ最優秀選手賞(MVP)、7度のベストナイン、6度のゴールデングラブ賞にも輝き、日本代表「侍ジャパン」でもWBC連覇(2006年、2009年)に貢献した。
引退後は2016年から今季まで中日の二軍監督として指揮を執り若手の育成に取り組みながらチームに貢献。日本ハムへは2006年以来の“復帰”となるが、来季が9年目の指揮となる栗山英樹監督の下、その右腕として2016年以来チーム4年ぶりのリーグ優勝と日本一へ向けて貢献が期待される。