カープ・野村祐輔、FA権行使せず残留 8年間で通算71勝「もう一度リーグ優勝、そして日本一を」
2019/10/27
2016年に16勝で最多勝、球団25年ぶりVに貢献
広島東洋カープは26日、野村祐輔投手がフリーエージェント(FA)権を行使せず残留を表明したことを球団公式サイトで発表した。
野村は広陵高、明治大を経て2011年ドラフト1位で広島に入団。1年目から先発ローテーションの一員として9勝を挙げて最優秀新人賞(新人王)を獲得し、2年目には自身初の2ケタ勝利となる12勝と順調なキャリアスタートを切った。
その後2シーズンは負け越したものの、5年目の2016年にセントラル・リーグ最多となる16勝(3敗)をマークする躍進ぶり。球団25年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献し、そのシーズンのベストナインに選ばれた。
しかし、2017年~2018年はそれぞれ9勝、7勝と勝ち星は伸びず、今季は18試合の登板で6勝5敗、防御率4.06の成績だった。プロ8年間の通算成績は172試合の登板で71勝52敗、防御率3.38。
同サイトでは会見の模様を紹介し、野村は残留の理由について「やっぱりカープというチームが好きなので、このチームでもう一度優勝、日本一になりたいという思いで、最後は決めました」と説明。
そして、「もう来年に向けて頑張っていくぞという気持ち。もう一度リーグ優勝、そして日本一を目指して頑張っていきたい」と話した。