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ベイスターズ阪口皓亮×大貫晋一×平田真吾対談「僕たちがオーストラリア行きを志願した理由」

横浜DeNAベイスターズは2018年からオーストラリアン・ベースボールリーグ(以下、ABL)の強豪、キャンベラ・キャバルリーと戦略的パートナーシップを締結している。その一環として阪口皓亮選手、大貫晋一選手、平田真吾選手、笠井崇正選手の4選手がABLにキャンベラ・キャバルリーの一員として参加し、2019年-2020年シーズンを戦った。今回は阪口皓亮選手、大貫晋一選手、平田真吾選手にオーストラリアでの生活と、ABLでプレーして何を感じたのか、振り返ってもらった。

2020/04/15

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オーストラリアでのプレー経験は有意義

――このオフ、ここにいる3名に加え笠井崇正選手がベイスターズの提携先である豪キャンベラ・キャバルリーに派遣されました。どれぐらいの期間、現地に滞在していたのでしょうか。
平田 僕は12月8日から1月26日まで。キャンプに入るギリギリまでいましたね。
 
大貫 僕は平田さんと一緒の帰国だったんですけど、オーストラリアに行ったのは11月14日からですね。
 
阪口 僕は11月14日から12月の下旬まで行っていました。
 
――参加は選手個人の希望ということですが、なぜオーストラリア行きを志願したんですか。
平田 春先はいつも調子が上がらないので、早い段階から実戦で投げておきたかったんです。あとカットボールなど球種を増やしたくて、違う環境で試してみようと。日本人の仲間たちと意見交換しながらフォームを変えたりもして、ある程度カタチにして戻ってくることができました。
 
阪口 昨年、今永(昇太)さんと国吉(佑樹)さんがキャバルリーでプレーしましたが、シーズン中もそのまま活躍している姿を見て、なにか掴めるものがあるのかなって思ったんです。僕も行って、実際、ストレートに関してはすごく自信が持てるようになりましたし、得たモノは大きかったですね。
 

 
大貫 僕は昨シーズン、左打者に課題があったので、解決策を見つけるために志願しました。あとカットボールを習得したいと考えていて、2カ月半実戦で投げられたのは、これからに向けて有意義だったと思います。じつは最初、オーストラリアに行くか行かないか迷っていたんですけど、国吉さんから「行かない理由がないぐらい、いい経験ができたから行くべきだよ」と言われたのが大きかったんですよね。
 
阪口 僕も去年行った三上(朋也)さんからアドバイスをもらいました。「ハエがフレンドリーだよ」って。なにを言っているか最初はわからなかったんですけど、たしかにフレンドリーでした(笑)
 
平田 本当だよね(笑)
 
――では、試合がある日の1日のスケジュールを教えてください。
大貫 試合は夜7時からなので、朝起きて食事をしてゆっくりして3時ぐらいに球場に行って準備をするといった感じです。
 
平田 日本のナイター時とあまり変わりがないよね。
 
阪口 アップも最後の方はセルフでやってくれみたいな感じだったので、日本でやっている感覚とあまり変わりなくできました。
 
――キャバルリーの監督からは、こうして欲しいといった要望はあったんですか。
平田 それも全部任せるといった感じですね。投げたいときは伝えてくれと言われていましたし、調整で来ているのを理解してくれているので、すごくやりやすい環境を作ってもらいました。
 
大貫 現地へ行く前、日本からイニング数などの希望を出しているので、それに沿ってやってもらったという感じです。

 

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