今、三冠王に一番近いのはこの選手だ！データから読み解く大記録の可能性【広尾晃の「ネタになる記録ばなし」】
ブログ「野球の記録で話したい」を運営中で『プロ野球解説者を解説する』（イーストプレス刊）の著者でもある広尾晃氏。当ＷＥＢサイトでは、ＭＬＢとＮＰＢの記録をテーマに、週２回、野球ファンがいつもと違う視点で野球を楽しめるコラムを提供していく。第24回目は、「三冠王」についてだ。
2014/12/05
現役選手で三冠王に手が届きそうな選手は？
さて、NPBの現役選手で三冠王に手が届きそうな選手はいるだろうか？ ピックアップしてみた。
打撃3部門のなかで、2部門以上でベスト10に入っていること。さらに伸びしろが感じられること。
パリーグではこのところ長距離打者へと変貌しつつある陽岱鋼を1位に上げたい。伸びしろを感じさせる。中田翔という強力な援護も期待できる。
伸びしろと言えば柳田悠岐。どこまで伸びるか。リーグ１の打線の援護も心強い。
さらに中島裕之の加入が決まったオリックスの糸井嘉男も可能性があろう。
セリーグでは「確変」のように飛び出した山田哲人に期待。ヤクルトは今年ブレークした選手が多い。雄平にも注目だ。
変わり種だが、丸佳浩にも期待したい。本塁打を打つタイプではなかったが長打力が増してきた。本塁打王の水準が下がれば可能性はあるのではないか。
三冠王はプロ野球を一気に盛り上げる。久々の登場を期待したい。