高校野球を楽しみ尽くせ! 甲子園観戦のお供におすすめの本特集|第103回全国高校野球選手権大会【夏の甲子園2021】
2021/08/11
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第103回全国高等学校野球選手権大会が2021年(令和3年)8月10日に開幕。各都道府県代表計49校が出場し、夏・王者をかけて熱戦を繰り広げている。ここでは、高校野球観戦のお供としておすすめの書籍を紹介する。
高校野球界の監督がここまで明かす!“極意”シリーズ三部作
甲子園に出場するチームには、名将たちが練り上げた独自のメソッドが存在する。“伝統”や“チームカラー”は、こうした論理体系に基づいて熟成されていくのだ。
甲子園を目指す現役選手や指導者にとっての技術論としてはもちろん、読み物としても面白い。名将たちが掲げる野球を知ることで、より深い観戦体験が味わえるはずだ。今大会出場校の大阪桐蔭(大阪)・西谷浩一監督、明豊(大分)・川崎絢平監督、米子東(鳥取)・紙本庸由監督らの回も収録されている。
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リアル“ルーキーズ”。荒れ果てた弱小校が甲子園に出場するまで
三重県立白山高校は、いわゆる野球エリート校とは対照的なチーム。10年連続県大会初戦敗退の弱小校だった。そんな白山高校がなぜ甲子園に出場できたのか。そこには、いくつものミラクルと信じられない物語が存在した。今大会の初出場校にもこうしたドラマがいくつもあるかもしれない。
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ドラフト指名の裏側。甲子園のスターがプロ入りするまで
読売ジャイアンツにドラフト1位で入団した辻内崇伸氏は、「大阪桐蔭に入学した時、僕は平民以下の存在だった」と振り返る。その理由とは……。
【収録選手】
ドラ1の宿命、自分の扱いは『異常だった』(辻内崇伸)
笑顔なき記者会見「なんでロッテなんだ、西武は何をやっているんだ」(前田幸長)
好きな球団で野球をやることが両親への恩返し。その思いを貫きたかった(元木大介)
困惑のドラ1指名。「プロ野球選手だったという感覚は全くない」(大越基)
ぼくは出過ぎた杭になれなかった。実力がなかった(的場寛一)
自分が1位指名されたときは涙なんか出ませんでしたよ(多田野数人)
頑張れって球場とかで言われますよね。これが皮肉に聞こえてくるんです(古木克明)
指名された時、プロへ行く気はなかった。0パーセントです(荒木大輔)
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高校野球界屈指の指導者が語る育成論
高校野球 埼玉を戦う監督たち ~深紅の大旗を獲るのは俺だ! ~
『当たり前』の積み重ねが、本物になる 凡事徹底 前橋育英が甲子園を制した理由
打撃伝道師 神奈川から甲子園へ――県立相模原で説く「コツ」の教え
今大会出場の前橋育英(群馬)・荒井監督をはじめ、高校野球界において存在感を示す監督たちの著書。『埼玉を戦う監督たち』に収録されている浦和学院(埼玉)・森士監督は今夏限りでの退任を表明しており、どのような勇姿を飾るのか注目が集まっている。
プロ野球ではない、一部活動である高校野球。教育の側面と勝たなければならない側面の狭間で、名将たちが球児たちをあらゆる方法で導く。