【結果速報】盛岡大付属、初出場の鹿島学園を大差で降し2回戦進出 6番平内純兵が特大3ラン(4日目・第4試合)夏の甲子園【全国高校野球2021】
2021/08/16
<4日目 第4試合 1回戦 ●鹿島学園 0-7 盛岡大付〇>(16日、阪神甲子園球場)
第103回全国高等学校野球選手権大会は16日、阪神甲子園球場で第4日を迎え、第4試合で鹿島学園(茨城)と盛岡大付(岩手)が対戦。盛岡大付が、鹿島学園を7-0で降し、2回戦へと駒を進めた。
甲子園初出場の鹿島学園は初回、2死からクリーンアップの連打と四球で満塁のチャンスを作る。結果は無得点に終わったものの、「甲子園初安打」を含め、地方大会の勢いそのままの攻撃を演じた。
しかし4回、先制点を挙げたのは盛岡大付だった。
3回までテンポよく1安打に抑える投球を見せていた鹿島学園のエース薮野哲也に対し、盛岡大付は、上位2番からの攻撃も、内野ゴロ2つで早々に2死となる。しかし、小針遼梧が安打で出塁すると、続く南早羽己は4球で四球となり一、二塁に。そして、6番・平内純兵が初球、甘く入った速球を引っ張ると打球はライトスタンド中段へ突き刺さった。
さらに7回、盛岡大付は先頭の金子京介が安打で出塁すると、四球とバントで1死二、三塁と追加点のチャンス。前の打席で本塁打を放った平内はここで申告敬遠され満塁となる。この絶好機に、佐々木一晃が内野ゴロを放って相手のミスを誘うと、続く渡辺翔真は手堅くスクイズ。そして田屋瑛人はセンターへのタイムリーを放ち、下位打線のバットでこの回4点を挙げ、7-0と試合の主導権を完全に握った。
大量援護をもらった盛岡大付の先発・渡辺翔真は、ほとんどの回でランナーを背負うも、要所を締める投球で残塁の山を築く。終わってみれば9回5安打完封で、最後まで鹿島学園打線に得点を与えなかった。
鹿島学園は、敗れはしたものの、7回から登板した2年生・大川塁が2回を無失点に抑える好投で存在感を示した。
勝利した盛岡大付は、21日(第9日)に、沖縄尚学(沖縄)と対戦予定となっている。
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