【結果速報】智弁学園、前川右京が一発含む3安打4打点の大暴れ 横浜は左腕西村を打てず2回戦敗退(8日目・第4試合)夏の甲子園【全国高校野球2021】
2021/08/21
<8日目 第4試合 2回戦 〇智弁学園 5-0 横浜●>(21日、阪神甲子園球場)
第103回全国高等学校野球選手権大会は21日、阪神甲子園球場で第8日を迎え、第4試合で智弁学園(奈良)と横浜(神奈川)が対戦。智弁学園が5-0で横浜を降し、3回戦へと駒を進めた。
大会注目スラッガー前川右京の独壇場だった。
智弁学園はエース西村王雅、横浜は1年生の杉山遥希の両先発で始まった試合。巧みな投球術で横浜打線を翻弄する西村に対し、杉山もピンチを背負いながら粘り強く投げ、3回までともに無失点で試合を進めた。
中盤に入り4回、先制したのは智弁学園。杉山を攻め立て、1死から四球と2つのヒットで1死満塁と絶好のチャンスを作ると、打席にはこの日1番に入った前川。初回にも安打を放っていた前川は、2球目の甘く入った速球を振り抜くと、打球はセンターフェンスに直撃する2点タイムリーに。その後4番・山下陽輔の押し出し四球でもう1点加え、この回3点を先取した。
さらに6回、前の回から杉山に代わってマウンドに上がっていた2番手・田高康成に対し、四球で出塁した走者を置いて、前川の打席を迎える。前川は、3ボールからの4球目、外寄りのストレートを一撃で仕留めると、今度はセンターフェンスを越え2ラン本塁打。貴重な追加点を挙げ、5-0と大きくリードを広げた。
投げては、先発西村が、安打は許しながらも要所を締める投球で、8回7安打無失点の好投。9回は小畠一心が横浜打線に反撃を許さなかった。前川はこの日一発を含む3安打4打点の活躍。横浜は4投手をつぎ込む総力戦を演じたが、2回戦で敗退が決まった。
勝利した智弁学園は、3回戦で25日(第12日)に日本航空(山梨)と対戦する。
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