【結果速報】神戸国際大付属、劇的サヨナラで夏の甲子園初のベスト8! 長崎商業は延長戦の激闘も3回戦敗退(12日目・第3試合)夏の甲子園【全国高校野球2021】
2021/08/25
<12日目 第3試合 3回戦 ●長崎商 5ー6× 神戸国際大付○>(25日、阪神甲子園球場)
第103回全国高等学校野球選手権大会は25日、阪神甲子園球場で第12日を迎え、第3試合で長崎商(長崎)と神戸国際大付(兵庫)が対戦。延長戦までもつれた激闘は、神戸国際大付が6-5で逆転サヨナラ勝ちを収め、準々決勝進出を決めた。
試合は、初回から動きを見せた。先攻の長崎商は、今大会初先発となった神戸国際大付の背番号「1」楠本晴紀の立ち上がりを攻め、2死二、三塁とすると、5番・城戸悠希がライトへ2点タイムリーヒット。打撃でもクリーンアップを担うエースのバットで先制点を生み出した。
対する神戸国際大付も、2回に反撃。先頭の4番・西川侑志が緩い変化球を完璧に弾き返し、レフトスタンドへ反撃のソロホームラン。なおも得点圏に走者を置いたが、ここは長崎商の先発・城戸が凌いだ。
神戸国際大付は、さらに4回、無死から連打と内野ゴロで1死一、三塁の同点機を作ると、6番・関悠人の一ゴロの間に三塁走者がホームへ。一塁手のバックホームがフィルダースチョイスとなり、試合を振り出しに戻した。
直後の5回、神戸国際大付は3つの四死球で2死満塁のピンチを迎えた。ここで先発の楠本を諦め、一塁を守る武本琉聖がマウンドへ。難しい局面での登板となった武本だったが、最初の打者を自らの好反応で投ゴロとし、勝ち越しは許さなかった。
6回、絶好機を逃した長崎商の守備。2死二、三塁とされた場面で、サイド右腕の田村琉登にスイッチすると、三遊間への深いゴロを遊撃手・横田星大が捌き、バックの好守で逆転機を防いだ。
同点のまま迎えた7回、再びスコアを動かしたのは神戸国際大付だった。1死から3番・阪上翔也の安打、4番・西川の二塁打で二、三塁とし、好リリーフの5番・武本がライトへの2点タイムリーツーベース。クリーンアップの3連打でついに試合をひっくり返した。
しかし、長崎商は直後の8回、この回からマウンドに上がった神戸国際大付の主戦・阪上に対し、2死一、三塁のチャンスを作り、1番・大坪迅が二遊間を破るタイムリー。さらに、守備の乱れに乗じて一塁走者も生還し、すぐさま同点とした。
その後、4-4のまま最終回の攻防へ。長崎商は、走者を出すも無得点。神戸国際大付は1死満塁としたが、長崎商のマウンドに戻った城戸に絶体絶命のピンチを防がれ、延長戦に突入した。
試合は、劇的な結末を迎える。サヨナラのピンチを凌いだ長崎商は延長10回、2死一、二塁から1番・大坪が2打席連続タイムリーとなるスリーベースを放ち、勝ち越し。しかし、神戸国際大付はその裏、2死二、三塁とし、4番・西川が2点タイムリーを放ち、勝負を決めた。
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