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林威助監督の叱咤で好投。元阪神・呂彦青が台湾でプロ初勝利「林監督のご指摘のおかげ」 

2021/09/27

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中信兄弟球團



林監督に「怠慢に映った」呂の行動

 台湾・中信ブラザーズに所属する呂彦青投手(元阪神タイガース)が23日、統一ライオンズ戦に先発登板し、6回2/3を投げて相手打線をわずか4安打無失点に抑える好投。チームは6-2で勝利し、自身も今季初の勝利投手となった。
 

 
 7月にドラフト1位で加入した呂。同チームの監督で、同じく阪神出身の林威助氏も「この試合は全ての投球で集中していたね」と呂の投球を絶賛。さらに「ドラフト1位にふさわしい実力。ピッチングに限らず、台湾に戻って以来、最も良いコンディションだ」と話した。

 だが、呂もメディアの取材に対し、自分の状態について「林監督のご指摘のおかげ」と答えた。
 
 実は、わずか1週間前、呂は9月16日の味全ドラゴンズ戦で先発し、4回2/3を投げ4失点と決して調子が良いとは言えない状況だった。その前の2試合(ともに富邦ガーディアンズ)でも連敗を喫しており、二軍落ちの危機に瀕していた。
 
 その味全戦で呂は、チームが5回にVAR判定をリクエストした際、そのままでベンチに座っていた。コーチ陣が「キャッチボールで体を動かしておけ」という指示を出しても、呂はそれに従わず、身体を冷やしてしまった。その後、呂は再びマウンドに戻ったが、四球と2本の長打を浴びるなど崩れ、林監督は不満を露わにし、呂の交代を命じた。
 
試合後、林監督は「(呂には)キャッチボールの指示を出した。VARがどのぐらい時間がかかるのは誰にもわからなかった。でも彼は言うことを聞かなかった。彼は鄭凱文(今季10勝を挙げているチームのエース)のようなベテランとは違い、まだ(経験が)浅い。私にはこれが怠慢に映った」と指摘。その上で、「(打たれた)長打がホームランにならなかったのは、ただ運がよかっただけ。ドラフト1位なら、もっと注意深くなるべき」と厳しさをみせた。

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