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日本生命、都市対抗との“夏秋連覇”なるか? 日本選手権は実力伯仲の好勝負に【プロにつながる社会人野球】

第41回社会人野球日本選手権大会が、10月30日に京セラドーム大阪で開幕する。力は拮抗しているだけに、優勝争いは混とんとしている。

2015/10/12

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グランドスラム



実力拮抗の社会人野球

 社会人野球シーズンを締めくくる第41回社会人野球日本選手権大会が、10月30日に京セラドーム大阪で開幕する。去る10月9日には組み合わせ抽選会が行われ、一回戦のカードが以下のように決まった。

 今夏の都市対抗で18年ぶり4回目の優勝を果たした日本生命、同準優勝の大阪ガス、昨年の日本選手権覇者で、都市対抗でもベスト8入りしたトヨタ自動車……。優勝候補には、今シーズン好成績を残しているチームが挙げられるが、一方で都市対抗出場を逃したチームが躍進するのも、この大会の特徴だ。

日本生命の集合
【写真:日本生命の夏秋の連覇なるか?】

 昨年のトヨタ自動車をはじめ、過去10大会のうち都市対抗出場を逃した5チームが日本選手権を制している。それだけ社会人のレベルは全国的に拮抗していると言えるだろう。そして、今大会にも都市対抗予選敗退からの逆襲を目指す11チームが出場する。

パナソニックの復活はあるか?

 松下電器時代の2000、2005年に日本選手権優勝を果たしたパナソニックは、11名の新戦力を迎えるなど世代交代を断行。投手陣は今秋のドラフト上位候補に挙げられる近藤大亮をエースに、北出浩喜や榎本 亮らルーキーも台頭。中堅の藤井聖太、ベテランの田中篤史と層も厚く、好打者が揃う打線の援護も受けて黒獅子旗を視野にとらえていた。

パナソニックの攻守の要・足立祐一
【写真:パナソニックの攻守の要・足立祐一】

 ところが、都市対抗近畿二次予選で第二代表決定戦に惜敗すると、そこから4連敗で代表権を失う。追い込まれていく中で若手の思い切りが消え、ベテランがそれをカバーし切れなかったのが敗因とされた。
 ただ、5チームに分かれた12名の補強選手は持ち味を発揮し、うち5名は決勝の晴れ舞台も経験。近藤と捕手の足立祐一はアジア選手権で日本代表入りするなど、選手個々は着実にスキルアップしている。一回戦で対戦するHondaは、2009年の都市対抗優勝以来、常に全国で優勝候補に挙げられる強豪。ここを総力戦で突破すれば勢いもつくだろう。

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