【プレミア12】韓国戦力分析チーム長「大谷の攻略は可能」。侍ジャパンの右投手対策は左打者
10月9日、プレミア12に出場する侍ジャパンの最終メンバーが発表された。韓国メディアの『SPOTV』と『OSEN』では投手陣の戦力分析について報じている。
2015/10/15
Getty Images
左腕が少なく、右腕が多い投手陣に注目
11月8日から開幕するWBSCプレミア12。侍ジャパンは大会に出場する最終28選手を発表した。その内訳は投手13名、捕手3名、内野手7名、外野手5名だ。その中には今季、トリプルスリーを達成した山田哲人(ヤクルト)や柳田悠岐(ソフトバンク)をはじめ、代表初選出の中村剛也(西武)、投手3冠の大谷翔平(日本ハム)など年間を通して活躍したメンバーが揃った。また中村悠平(ヤクルト)の名前も名簿にあった。指揮を執る小久保裕紀監督は『チームを優勝に導いた軌跡を評価した』と彼のリードに太鼓判を押す。
これを受けて開幕戦で対戦する韓国の国内メディアでは侍ジャパンの戦力分析を開始した。『SPOTV』では投手陣の左腕の少なさに注目し、先発右腕が大半を占めている陣容について次のように伝えている。
왼손 투수는 2명, 오노 유다이(주니치, 선발)와 마쓰이 유키(라쿠텐, 불펜) 뿐이다. 선발과 불펜에 각각 1명만 왼손 투수를 뽑았다. 일본의 ‘우완 편중화 현상’은 이미 예고됐다.
左投手は大野雄大(中日)と松井裕樹(楽天)の2名。先発とブルペンに各1名ずつだ。日本投手陣の『右腕偏重化』はすでに目に見えていた。
4명 정도만 선발로 나선다. 개막전 선발로 예상되는 오타니를 제외하면 3명. 마에다와 스가노, 후지나미 등이 선발 유력 후보다. 선발에서 탈락한 나머지 3명은 불펜에서 대기해야 한다. 익숙하지 않은 환경에서 자기 공을 던질 수 있느냐가 관건이다
4名ほど先発として投げてくるだろう。候補は開幕戦で先発する大谷をはじめ、前田や藤浪らが候補だ。先発から漏れた3名はブルペン待機になる。普段と異なるポジションで本来の力を発揮できるかどうか。
各球団のエース投手や個人タイトル獲得者で編成した投手陣をみると、先発として活躍しているのは前田健太(広島)や藤浪晋太郎(阪神)など7名で全員が右腕だ。韓国が予想しているのは大谷と前田、藤浪、則本昂大(楽天)の4名。右腕ばかりの投手陣の攻略のカギとして、オ・ジェオンとキム・ヒョンス(ともにトゥサン)、ナ・ソンボム(NC)、ソン・アソプ(ロッテジャイアンツ)、イ・ヨンギュ(ハンファ)の5人の左打者が注目されている。
例えばナ・ソンボムは今季リーグ2位となる184安打を放った。打率3割と28本塁打、23盗塁も記録。キム・ヒョンスは100キロの巨体から打つ大きな放物線を描くHRが特徴的で今季は28本塁打、135打点でチームをポストシーズンへと導いた。
こういった韓国を代表する巧打者が大谷攻略のカギとしてあげられているのだ。