「翔」で『かける』、健太・吉田多数、野球界の本田圭佑……姓名で振り返る2015年ドラフト
今季のドラフト指名選手の名前が読めなかった野球ファンもいるのではないだろうか。ソフトバンクが指名した3人の健太に、オリックスに集った4人の吉田、サッカー界のスターと同姓同名の本田圭佑ら、本年度ドラフトの名前にまつわるあれこれを特集する。
2015/10/24
同一球団に健太がつく選手が5人、吉田姓が4人!?
22日、プロ野球のドラフト会議が行われ、88人の選手が指名を受けた。続いて行われた育成ドラフトでは28人の選手が指名、計116人がプロへの挑戦権を手にした。各球団独自路線の指名を行った本年度のドラフトにおいて、真中監督の当たりくじ勘違いや機材トラブルによる数度の中断と共に注目を集めたのがドラフト選手の名前についてだ。
ソフトバンクは3位指名で谷川原健太捕手、さらに4位で茶谷健太投手、5位で黒瀬健太内野手と3人連続で「健太」を指名。同一球団が3人連続で同名の選手を獲得したのはドラフト会議史上初めて。2人連続は2007年高校生ドラフトでの巨人(1位で藤村大介、3位で中井大介を指名)らこそあったものの、その例は非常に少ない。
ソフトバンクでは正遊撃手を務める今宮も同名の健太、1文字違いではあるが猪元健太郎も所属しており、将来的にオーダーに5人の「健太」が並ぶ日が来るかもしれない。
同じパリーグではオリックスが1位で吉田正尚外野手、5位で吉田凌投手の両「吉田」を指名。チーム内にはすでに2013年ドラフト1位の吉田一将投手と同5位の吉田雄人外野手がおり、チームに吉田姓の選手が4人揃うこととなった。今年のドラフト候補では東海大の吉田侑樹投手、徳島インディゴソックスの吉田嵩投手もいたが、彼らはそれぞれ日本ハムと中日に指名されている。
2位で近藤大亮投手、6位 佐藤世那投手、7位 鈴木昂平内野手が指名されたが、チーム内にはそれぞれ同姓となる近藤一樹投手、佐藤達也投手、佐藤峻一投手、鈴木優投手が在籍中。4人の「吉田」含め4組の同姓選手ができることとなり、入団会見では彼らの登録名に注目が集まることになりそうだ。