大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



Home » 社会人・高校野球・その他 » 【プレミア12】日本不戦勝も?新連盟設立のお家騒動、メキシコ参加辞退か

【プレミア12】日本不戦勝も?新連盟設立のお家騒動、メキシコ参加辞退か

開幕間近のプレミア12、メキシコが出場辞退の方向だという。その要因に、国内の新たな野球連盟設立があげられている。

2015/11/04

text By



メキシコ国内のお家騒動

 日本と同じグループBに所属するメキシコ代表が参加辞退という報道が流れている。

 11月10日に初戦を迎える同代表であるが11月3日現在、いまだ主催者のWBSC(世界野球ソフトボール連盟)及びFEMEBE(メキシコ野球連盟)からそのような発表はなされていない。

 キューバメディアの『グランマ』紙ではメキシコがなぜ出場辞退となったのか、下記のとおり報じている。

Que la escuadra mexicana no interviniera en el P12, se veia venir, porque los aires que soplaban en el ambiente beisbolero de ese pais eran verdaderos huracanes y dejaron a la Federacion Mexicana de Beisbol en una denuncia por peculado que su propio presidente Alonso Perez, dijo desconocer. Con esos truenos, la tempestad llego
プレミア12に参加すると思われたメキシコは、同大会への参加はしないだろう。その理由は、メキシコ球界を取り囲む状況が壊滅的であるからだ。現在の連盟トップのアルフォンソ・ペレスが横領で告発され、こうした一連の騒動で混乱に陥っている。

 この混乱について、メキシコメディアの『エル・ウニベルサール』『ディアリオ・デ・メヒコ』では10月初頭にメキシコスポーツ庁が主体となり、腐敗にまみれた現行のメキシコ野球連盟に代わる新しい連盟を設立しようとする動きが起きていることが端を発していると解説している。

El titular de la Comision Nacional de Cultura Fisica y Deporte (Conade), Alfredo Castillo, senalo que la nueva federacion contara con el apoyo de las dos ligas profesionales mas importantes del pais, como son la Mexicana del Pacifico (LMP) y la Mexicana de Beisbol (LMB).
メキシコスポーツ庁(CONADE)のトップであるアルフレド・カスティージョは、同国を代表する2大リーグLMP(メキシコウインターリーグを運営する連盟)とLMB(夏季リーグを運営する連盟)の支持をもとに、新団体の設立を発表した。

 元メジャーリーガーのイスマエル・バルデスを新団体の中心にすえ、現行の○○(FEMEBE)が行っている「恐怖と権威」の状態から離れるべく、CONADE、LMP、LMBがサポートするという。
 ちなみに上述のイスマエル・バルデスはMLB通算104勝をマークし、野茂英雄とともに、1990年代後半のドジャースのローテーションの一翼を担った右腕だ。

 この新組織が打ち出した措置が、今回のプレミア12への参加問題に影響を及ぼしている。

1 2


error: Content is protected !!