【プレミア12】キム監督「大谷1人にやられた」。韓国メディアは大会の集客を不安視する声も
11月8日に札幌ドームで行われた日本と韓国の試合は5対0で日本が完封勝ちを飾った。これまでも日本に対して対抗意識をむき出しにしてきた韓国にとってこの敗戦は大きな傷跡になってしまった。
2015/11/09
Getty Images
試合を支配した大谷の161キロのストレートとフォーク
侍ジャパンの先発マウンドを任されたのは大谷翔平(日本ハム)は、前回の強化試合から中2日の登板を懸念する声も少なくなかったが、その心配を一掃するかのような161キロの球を韓国の3番打者、キム・ヒョンスに投げ込んだ。
直球と同時にフォークのキレも抜群だった。その球速は147キロまで達し、韓国の強打者たちから空振りを奪っていった。終わってみれば6回10奪三振無失点の活躍をみせ、MVPに選ばれた。
『NEWSIS』によれば、この日、5番打者として2安打を記録したパク・ビョンホ(ネクセン)は、「大谷の投球映像を観て、想像していたものよりも球が速かったし、力があった。完全攻略のためには直球のタイミングですべての変化球を打てるようにしなければならない」と答えている。
韓国代表監督自ら大谷の投球を称賛
韓国代表のキム・インシク監督も大谷のフォークを絶賛した。
『OSEN』では、大谷に対して「結果的に大谷の調子が良かったことになる。スピードもそうだが、フォークがよく韓国の打者はまったくタイミングを合わせることができなかった。後に登板した投手もよかったが、私たちは大谷1人にやられた」というコメントが報じられている。
特にフォークの使い方を良い点に挙げた。
追い込む前まではストライクを取りに行く球、そして決め球にとフォークが効果的だった。これらの投げ分けによって、韓国の打線は翻弄され得点につなげられなかったとキム・インシク監督は分析している。
そして大谷降板後、終盤の8、9回に訪れた満塁のチャンスをモノできなかったことを悔やんだ。