NTT西日本・戸柱恭孝、社会人3年目でつかんだプロへの切符。来季DeNAの正捕手争いへ【横尾弘一のプロにつながる社会人野球】
先日閉幕した社会人野球日本選手権大会には、今季横浜DeNAベイスターズからドラフト4位で指名を受けたNTT西日本・戸柱恭孝も出場した。指揮官が交代し、正捕手が不確定のDeNA。1年目からチャンスだ。
2015/11/17
宮野敦子
「チームを勝たせてプロへ行け」
そんな舞台裏を知らない戸柱は、3年目の今シーズンにかけた。そして、新たに就任した前田克也監督から「チームを勝たせてプロへ行け。そのために何をすべきか考えてほしい」と全幅の信頼を寄せられたことで、視界がパッと開けたという。
「佐々木監督の下では、僕も含めてチーム全体が『監督の言う通りにすれば間違いない』と思っていました。ただ、それによって自分で考え、悩み、答えを出すということを忘れていた部分もある。前田監督にそれを思い出させてもらい、自分がチームを引っ張らなければと、いい意味でのプレッシャーを感じながらプレーしました」