【プレミア12】韓国に敗れた侍ジャパン。健在だった、ロッテ イ・デウンの勝ち運
侍ジャパンは、韓国に9回土壇場で逆転負けを喫した。プレミア12の準決勝、韓国代表の先発はイ・デウン。ロッテではシーズン中は失点しても打線の援護に恵まれて、不思議と負けがつかないことでファンの中で有名だったが、その神通力は国際試合でも健在だった。
2015/11/20
Getty Images
準決勝は4回途中、95球降板も負けはつかず
19日に行われたプレミア12準決勝、日本対韓国の一戦は日本3点リードの9回表に4点を奪われ逆転負け。まさかの準決勝敗退となった。
もちろんこの試合のヒーローは9回に逆転のタイムリーを放った4番イ・デホだ。と同時に、韓国先発のイ・デウンの勝ち運の強さが改めて浮き彫りとなった。
今シーズン前半、ロッテで先発すれば大量援護、ビハインドで降板してもその後味方が逆転となぜか黒星がつかないことで有名だったが、その不敗神話は国際試合の舞台でも発揮された形になった。
大一番で韓国代表の先発を任されたイ・デウン、立ち上がりから決して良くなかった。初回は2死から2者連続四球でピンチを招くも、絶好調の中田翔をショートフライに打ち取り無失点。3回までは毎回ランナーを出し、球数はすでに70球前後でテンポが悪く、4回には四球とヒットでピンチを招くと8番の平田にタイムリーを浴び先制点を許す。さらに続く嶋のあたりをショートのキム・ジェホが送球エラー、追加点を許しここで降板となった。 3回1/3で、95球を投げ失点は3。先発としては不甲斐ない結果に終わった。
そのまま敗れれば負け投手となっていたイ・デウン、しかし日本の決勝進出が現実味を帯びてきた中で迎えた9回、韓国打線が一挙4点の猛攻で逆転に成功。結局、シーズン同様、打線の援護を受けて黒星はつくことはなかった。