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平沢大河も歩んだ道。2016年のドラフト候補へ、明治神宮大会で光った高校球界屈指の好打者

明治神宮大会高校の部は、高松商の優勝で幕を閉じた。この大会には来年のセンバツや夏の甲子園で活躍を期待したい、俊足選手、好打者の存在が光った。

2015/11/22

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この秋の経験を来年につなげられるか

 高松商の安西はベースランニングのうまさが光った。中学時代にジュニアオリンピック出場もあるというスピードスターは、準決勝の大阪桐蔭戦での三塁到達が11秒08を記録。タイムこそ、オコエ瑠偉には及ばなかったが、2打席連続の三塁打をマークするところは、自身のウリをいかんなく発揮したといえるだろう。

 このほかでは、強肩強打の捕手として、秀岳館の九鬼隆平は持っているものを出したほか、2回戦の大阪桐蔭戦で先頭打者本塁打を放った木更津総合の峯村貴希は1年生ながら、注目を浴びたバッターだ。

 昨秋の神宮大会では、今年ロッテに1位指名された平沢大河が出場している。
 インコースの球でも強くたたけるバッティングをそのころから健在だったが、当時からドラフト1位の評価を得ていたわけではなかった。

 ここから平沢が成長していったように、今大会で才能の片りんを見せた選手たちにも、ぜひ、この秋の経験を、春・夏に繋げてもらいたいものである。

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