【高校野球】甲子園とは無縁だったドラフト候補たち…地区別厳選7人
2022/08/17
産経新聞社
東北 斎藤響介(盛岡中央)
菊池雄星、大谷翔平、佐々木朗希…。数々のスター選手を輩出してきた岩手に、またしても新星が現れた。この夏急成長を遂げた最速152キロ右腕・斎藤響介だ。
1年次から140キロ台の速球を武器に活躍し、1年生大会の盛岡地区予選では3試合連続ノーヒットノーランを達成。2年次にはエースの座を掴んだ。期待された3年春は県大会1回戦で先発しまさかの初戦コールド負けを喫したが、夏に挽回する。
同じくプロ注目の柿澤佑多(花巻南)と投げ合った2回戦で自己最速152キロを更新し完封勝利を挙げると、3回戦では19奪三振完投。準々決勝では強力打線を誇る優勝候補・花巻東相手に9回2失点と完投し、チームを14年ぶりの決勝進出に導いた。決勝では一関学院に敗れたが、最後の夏に評価が急上昇した選手の一人だ。