【高校野球】甲子園とは無縁だったドラフト候補たち…地区別厳選7人
2022/08/17
産経新聞社
中国・四国 田中多聞(呉港)
中国地区ナンバーワンの左打者との呼び声も高い外野手。高校通算48本塁打をマークした長打力を持つ一方、50メートル6秒の俊足ぶりも際立つ。
2年春にチームの25年ぶり県大会準優勝に貢献するなど、下級生の頃から投打で活躍。しかし2年秋を県大会初戦敗退で終えると、結果の出なかったピッチャーを諦め野手に専念することに。3年春から「4番・センター」に座り、そのポテンシャルの高さからスカウト陣の注目を集めるようになった。
今夏は10球団のスカウト陣が見守った2回戦で本盗を決めるなど俊足をアピール。準々決勝で盈進に敗れ8強止まり、自身も打率1割台と不完全燃焼で最後の夏を終えたが、走攻守がそろう選手はどの球団からも求められる存在だ。