クイック+送球が3.5秒以下ならアウト…専門家が語る盗塁論(3)筑波大・川村卓准教授
2022/08/19
まったく読めなかった投手は?
──昔、ちばあきおさんの漫画『プレイボール』(集英社)に、緊張しているバッターに対して、「ピッチャーと呼吸を合わせろ。そうすれば落ち着くから」といった記述があって、子どもながらに感心したことを覚えています。
川村 それと同じようなことです。最初は難しいかもしれませんが、見ようと思って意識していれば、感じられるようになるものです。ただ、まったくわからないピッチャーもいて、その代表例が、プロで活躍している小川泰弘投手(東京ヤクルトスワローズ)です。創価大時代に対戦しましたが、力の入れどころも抜きどころもわからない感じで、セットからスッと体重移動が始まっていく。決して、クイックが速いタイプではありませんでしたが、まったくスタートを切れませんでした。(全文は書籍で)
大利実
書籍概要
『高校野球の監督がここまで明かす! 走塁技術の極意』
定価:1870円(本体1700円+税)
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本文中で紹介している練習メニューの一部は動画確認できます。
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