【結果速報】下関国際、近江破り初の決勝進出! 選抜優勝&準優勝校を撃破(準決勝・第2試合)|夏の甲子園2022
2022/08/20
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<13日目・第2試合 準決勝 近江 2―8 下関国際>(20日、阪神甲子園球場)
第104回全国高等学校野球選手権大会は20日、阪神甲子園球場で第13日を迎え、準決勝・第2試合で近江(滋賀)と下関国際(山口)が対戦。終始主導権を握った下関国際が8-2で勝利し、初の決勝進出を果たした。
近江・山田陽翔、下関国際・古賀康誠の両エースが先発。先攻の下関国際は初回、いきなり相手のエラーで無死二塁とし、1死後に3番・仲井慎が適時打を放ち、好投手から1点を先制した。
2回、近江が無死から2つの四球で得点圏へ走者を進めると、早くも下関国際ベンチが動き、遊撃を守る仲井への継投を決断した。仲井は犠打で走者を進められたが、次打者のスクイズ失敗を誘い捕邪飛。飛び出した三塁走者も刺し、併殺で大ピンチを切り抜けた。
すると直後の3回、安打と2つの四球で1死満塁とし、バッテリーエラーで1点を追加。なおもチャンスは続いたが、さらなる追加点はならなかった。
一方の近江は3回、1死から1番・津田基が安打で出塁すると、盗塁と悪送球で三塁まで進塁。続く清谷大輔の右中間へのタイムリースリーベースで1点差とすると、2死三塁から4番・山田の打球は三塁ベースに当たる適時二塁打となり、試合は振り出しに戻った。
同点のまま試合は後半戦へ。下関国際は6回、無死から連続四球と野選で満塁の絶好機を迎えた。1死後に7番・森凜琥がライト線へのタイムリーツーベースを放ち、勝ち越しに成功。7回には上位打線がチャンスメイクし、3番・仲井の犠飛で追加点を挙げた。
攻撃の手を緩めない下関国際は、8回にも近江の2番手・星野世那から9番・橋爪成の適時三塁打と2つのスクイズで3点を奪い、リードを6点に広げた。
下関国際のマウンドを守る仲井は、再三のピンチを背負ったが、中盤以降は無失点。最後まで近江打線に的を絞らせず、春の選抜優勝校・大阪桐蔭(大阪)に続いて準優勝校の近江も撃破した。