この夏立ちはだかった宮城のライバル校たち…仙台育英の甲子園までの道のりを振り返る【高校野球】
2022/08/20
産経新聞社
甲子園では勝ちながら成長中
甲子園では初戦の鳥取商戦でメンバー入りの18人全員が出場。5投手による完封リレーは史上初で、不安視された打線も6、8回に5点ずつを奪い10-0で快勝した。
その後も圧巻の勝ち上がり。打線は宮城大会では9番を打ち絶好調だった橋本航河が1番に座り、準々決勝以降はクリーンアップを組み替えるなど、積極的なテコ入れをしながら機動力を生かしたつなぎの攻撃を展開している。宮城大会ではベンチを外れていた岩崎生弥の勝負強さも勝利を呼び込んできた。投手陣は古川、高橋、湯田統真に加え、怪我から復帰した齋藤蓉、仁田陽翔も万全の状態を維持している。
今年のチームは2年生が多いこともあり、甲子園で勝ちながら成長を続けている仙台育英。悲願の初優勝まであと1勝、その瞬間は刻一刻と迫ってきている。