甲子園初優勝の仙台育英は秋以降も強い!快進撃を支えた2年生8人の活躍【高校野球】
2022/08/22
産経新聞社
高校野球 甲子園最新情報
第104回全国高等学校野球選手権大会は、仙台育英の初優勝で幕を閉じた。東北勢としても初優勝で、まさに歴史的偉業を成し遂げた。今大会のベンチ入りメンバー18人のうち8人が2年生で、そのほとんどがレギュラークラスの選手。仙台育英の快進撃は秋以降も続きそうだ。今回は、この夏輝いた2年生の活躍ぶりを振り返る。
県大会では住石、甲子園では橋本がリードオフマン
甲子園では打順を固定せず、特に準々決勝以降は大幅に打線を組み替えたが、その中で唯一、「1番・センター」には橋本航河が座り続けた。県大会は5試合すべてで9番を打ち、打率.667(15打数10安打)を記録。その好調ぶりを買われ1番に抜擢されると、甲子園でも打率.500(24打数12安打)と打ちまくった。準々決勝以降の3試合はいずれも3安打をマークし、計6打点を挙げる活躍ぶり。甲子園で得点力が向上した打線をけん引しただけでなく、守備、走塁面でも大きく貢献した。
県大会では全試合で1番に座っていた住石孝雄は、初戦こそ2番でスタメン出場し適時二塁打を放ったが、終盤は代打で結果を残した岩崎生弥にファーストのポジションを譲るかたちとなった。悔しさと経験を糧にし、新チームでは内野陣の中心を担ってくれるはずだ。