甲子園初優勝の仙台育英は秋以降も強い!快進撃を支えた2年生8人の活躍【高校野球】
2022/08/22
産経新聞社
新チームでもポイントゲッターになりそうな3選手
逸材がそろう2年生の代の中でも特に鳴り物入りで入学したのが、山田脩也だ。小学生時代にはU-12日本代表に選ばれ、兄・利輝(現・TDK)も仙台育英で活躍していたことから、当初から期待値は高かった。1年次からショートのレギュラーをつかみ、早くから攻守の中心選手に。この夏は、県大会は打率.286(14打数4安打)、甲子園でも準決勝までは打率2割台だったが、決勝では適時打を含む3安打を放ち大舞台での勝負強さを発揮した。また小技や守備の巧さも際立ち、秋以降さらなる成長が期待される。
山田と同じく1年次からスタメンで起用されていた齋藤陽は、7番に入った準々決勝以外は「4番・ライト」でスタメン出場。打率.263(19打数5安打)ながら3回戦をのぞく4試合で打点を挙げ、存在感を光らせた。県大会でチームトップ7盗塁をマークした俊足と確実にバントを決める器用さも兼ね備えた「つなぎの4番」が、新チームでも打線の軸となりそうだ。
尾形樹人は2年生ながら正捕手を任され、豊富な強力投手陣をリードした。打っては県大会では全試合で5番に座り打率.389(18打数7安打)、4打点をマーク。甲子園では準々決勝から9番に入ったが、聖光学院との準決勝で3安打を放つなど快音を響かせた。