甲子園初優勝の仙台育英は秋以降も強い!快進撃を支えた2年生8人の活躍【高校野球】
2022/08/22
産経新聞社
甲子園で経験積んだ140キロ超トリオ
今大会は最速140キロ超の5投手が話題を集めた。そのうち3投手は2年生。中でも県大会で4試合、甲子園で2試合に先発した高橋煌稀は秋以降のエース候補となりそうだ。県大会で16.1回3失点と結果を残すと、甲子園ではさらに安定感が増し12回1失点。決勝は8回からマウンドに上がり、試合を絞めた。
同じ右投手では湯田統真がこの夏急成長。県大会で6.2回を投げ無失点、12奪三振と印象を残すと、甲子園でも3試合に登板した。準決勝で聖光学院打線につかまり3点を失うなど、苦しむ場面もあったが、三振を奪える最速146キロのストレートは大きな武器になる。
左投手では仁田陽翔が圧巻の投球を見せた。県大会は怪我の影響で登板できなかったが、鳥取商との甲子園初戦に3番手で登板。自己最速147キロをたたき出し3奪三振無失点に抑えると、準決勝でも3回無失点と好投した。来年のドラフト上位候補にも名前が挙がりそうな逸材だ。
頂点に立ち、今後は全国の学校が「打倒・仙台育英」で挑んでくることとなる。最高の夏を終え、秋以降どんなチームをつくり上げるのか、今から楽しみだ。
文 川浪康太郎