彗星の如く現れた大砲…東日本国際大・上崎彰吾は夢のプロ入りを果たせるか
2022/09/12
川浪康太郎
全国の舞台で才能開花
期待された4年春は打率2割6分3厘(38打数10安打)にとどまり、本塁打は0。それでも、全日本大学野球選手権の前に藤木豊監督からマンツーマン指導を受け打撃の感覚をつかむと、大会では大記録を樹立した。初戦の静岡大戦で右翼席へのソロを含む4安打4打点と打ちまくると、2回戦の金沢学院大戦ではチームを救う逆転3ラン。準々決勝の大阪商業大戦では好投手・上田大河投手から初回に3ランを放ち、敗れた準決勝の亜細亜大戦でも先制ソロ含む3安打をマークし孤軍奮闘した。
大会4本塁打は原辰徳(当時・東海大、現・読売ジャイアンツ監督)、井口資仁(当時・青山学院大、現・千葉ロッテマリーンズ監督)らの持つ数字を塗り替える大会新記録。打率6割8分8厘(16打数11安打)で首位打者にも輝いた。大会後には大舞台での活躍を評価され大学日本代表候補にも入り、まさにスターへの階段を上り始めた。