彗星の如く現れた大砲…東日本国際大・上崎彰吾は夢のプロ入りを果たせるか
2022/09/12
川浪康太郎
「夢の舞台」への挑戦
社会人野球に進む選択肢もあったが、「夢の舞台であるプロ野球に挑戦できるのであれば挑戦したい」と夏を前にプロを目指すことを決意。不退転の覚悟で最後の秋に臨んでいる。
全国の舞台での4本塁打は「自信にはなった」が、一方で「相手チームの指導者や選手など、周りからの目が前とは比べものにならないくらい違う」とプレッシャーも感じている。秋季リーグ戦はここまでの3試合で10打数1安打と苦戦。取材した10日も福島大バッテリーに徹底した外角攻めを受け、無安打に終わっていた。
それでも、「練習で調整するしかない。ここからが勝負なので、もう一回ゼロから頑張りたい」と前を向いている。「4ホーマーのイメージでホームランバッターとして期待されると思うけど、個人的には出塁することでチームの力になりたい」。本来の持ち味である選球眼にも磨きをかけ、運命の日を待つ。
取材・文 川浪康太郎