12年ぶり選抜出場が「当確」!佐藤洋監督のもと生まれ変わった東北の新チームをチェック
2022/10/24
川浪康太郎
「つながり」と「爆発力」を兼ね備える打線
不動の4番・佐藤玲磨。【撮影:川浪康太郎】
攻撃面ではバランスの取れた打線が売りで、東北大会では準々決勝と準決勝で真価を発揮した。
準々決勝では山形中央の最速144キロ左腕・武田陸玖投手(2年)と対戦。7回まで2安打8三振無得点と封じ込まれたが、8回に打線がつながる。長打と2四球で二死満塁の好機をつくると、2番・鳥塚晴翔内野手(1年)、3番・山田翔琶内野手(2年)、4番・佐藤玲磨外野手(2年)の3連打が飛び出し4得点。大会屈指の好投手を攻略してみせた。
聖光学院との準決勝は一発攻勢。1点を追う2回に佐藤玲磨、大竹響捕手(2年)にソロが飛び出し逆転すると、その後同点とされ迎えた8回には両打ちのリードオフマン・金子和志内野手(2年)が勝ち越しの2ランを放った。県大会の準決勝でも佐藤玲磨のソロと平沢快留内野手(2年)の満塁弾で複数本塁打をマークしており、長打で試合を動かす力も持っている。