【台湾の眼】決め手は恩師の存在。レジェンド打者・張泰山、独立リーグ徳島入団の理由
台湾の統一ライオンズを退団し、日本の独立リーグ入りを目指していた張泰山が徳島インディゴソックスに入団する。背番号は49に決まった。
2016/01/24
入団の決め手は恩師
日本の独立リーグの中でも四国アイランドリーグPlusを選んだ要因は恩師の存在にある。徳島は中島輝士監督だ。かつてファイターズで活躍した中島監督はその後指導者の道を歩み、11年から3年間、統一の監督を歴任しており張泰山を指導していた。台湾メディア『自由體育』では入団を決めた理由を次のように報じている。
「張泰山が徳島を選んだのは中島監督からの熱烈なオファーだ。他の3球団も興味を持っていたが、最終的には本人の意志を尊重した形になった」
退団が決まった直後、張泰山は中島監督と連絡を取り合い、独立リーグの環境や待遇など情報を集めていたという。今週には監督自ら台湾に行くという話が持ち上がっていたが、これが中止になった。その直後に徳島入団が発表された。
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