素材は菊池涼介以上!? ドラフト1位候補、中京学院大・吉川尚輝が見据える未来
今やゴールデングラブ賞の常連、球界を代表する二塁手となった菊池涼介(広島)。その母校・中京学院大に今年「菊池以上の能力がある」とも一部で囁かれるドラフト1位候補の内野手がいる。
2016/01/28
高木遊
時間があれば練習、夕食は白米4合
「授業の合間に高校のグラウンドに車で行って練習をしたり、自主練習を行う中でも、しっかりと何が今必要なのかを考えるようになりましたね」と、加藤歩コーチも吉川の代表合宿参加後の変化を語る。
特に課題とする打撃では、自身の課題を細かく分析している。
「(バットを振り下ろす際に)左ヒジが下がるクセがあるので、当てに行かず最短距離でバットを出すように意識しています。特に参考にしている人はいないのですが、こうなったら速い球に差し込まれるというイメージがあるので、そうならないためにいろいろと考えていますね」
また、体を大きくしパワーを付けるために、夕食だけで白米4合を食べる“食トレ”を開始。時間があればジムにも自らの車や仲間との乗り合いで向かい、入学当時67kgだった体重を79kgにまで増やした。
寮で食事は出ず、すべてが自炊だが、「僕はご飯さえあれば、おかずが少なくともいくらでも食べられるので」と軽快に笑う。
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