悔しいドラフト指名漏れを経て…注目選手5人の進路は?【高校生・野手編】
2023/01/27
産経新聞社
黒田義信(九州国際大付)
俊足巧打で、長打も秘める左の好打者。3年次は春夏ともに甲子園を経験した。
U18日本代表として参加した国際大会では1番・浅野翔吾外野手(巨人ドラフト1位)と3番・松尾汐恩捕手(DeNAドラフト1位)の間を打つ2番打者として存在感を示した。しかしドラフトで名前は呼ばれず、春からは東日本国際大に進学する予定だ。
高校では1年秋から外野のレギュラーを奪取。2年春、夏は三塁を守っていたが、秋からは再び外野に回った。
黒田の名が全国に轟いたのは3年春の選抜。1番打者として打率.538(13打数7安打)と驚異的な数字を残し、チームの11年ぶり8強入りに貢献した。中でも、広陵との2回戦は5打数4安打4打点をマークする活躍ぶりだった。
東日本国際大は昨年の全日本大学野球選手権で4強入りするなど勢いのある大学だが、九州の高校からの進学者が多いとは言えず、黒田の活躍次第では今後さらに注目度が高まりそうだ。豊富な経験を生かし、ルーキーイヤーからスタメンの座を狙う。