悲願の“聖地”へ…注目集めるセンバツ甲子園の初出場5校【春の選抜高校野球2023】
2023/03/19
産経新聞社
光(山口)
昨秋の中国大会で準優勝し、選抜切符を勝ち取った公立校。夏の甲子園には1993、94年に2度出場しているが、いずれも1回戦で敗退している。悲願の聖地初白星はなるか。
チームの中心を担うのは、エース右腕の升田早人投手(2年)。昨秋の中国大会は全4試合を一人で投げ抜いた。初戦の浜田戦で9回12奪三振完封勝利を挙げると、山口県勢対決となった高川学園との準決勝では9回1失点完投で1点差勝利を呼び込んだ。
打線も奥村拓真内野手(2年)、藤井啓輔外野手(2年)ら力のある打者が中軸に座っている。中国大会2回戦では升田が初回に4失点を喫したものの、2回以降着実に得点し、岡山の強豪・創志学園相手に逆転勝利を収めた。
昨秋は県大会3位ながら、中国大会は僅差の試合を何度も制し決勝まで駒を進めた。初の選抜の舞台でも、短期決戦の強さを発揮したい。