悲願の“聖地”へ…注目集めるセンバツ甲子園の初出場5校【春の選抜高校野球2023】
2023/03/19
産経新聞社
能代松陽(秋田)
能代商時代を含め夏は4度の甲子園出場経験があるが、春は初めて。昨夏も出場しており、2季連続で聖地に臨む。
投手陣の軸を担うのは、最速144キロの直球を武器に持つ森岡大智投手(2年)。昨夏の甲子園では聖望学園戦に2番手で登板し、4回5失点と悔しいマウンドを経験したが、秋は東北大会準々決勝の学法石川戦で12回完投勝利を挙げるなど、エースの役割を果たした。4番打者で、東北大会準決勝では仙台育英打線相手に8回2失点と好投した齋藤舜介内野手(2年)も注目の存在だ。
野手陣も昨夏の甲子園でベンチ入りしていた選手が多数おり、大高有生内野手(2年)、淡路建司外野手(2年)の1、2番コンビが打線を引っ張る。昨秋の東北大会では初戦の山形城北戦で19安打11得点と打線が爆発した。
冬はグラウンドが雪で覆われるため、土を求めて遠征するなど工夫を凝らしながら鍛錬を積んできた。初の選抜の舞台で、努力を実らせることはできるか。