国をあげて行う巨大な移籍プロジェクト。中米出身の実力者2人がBCリーグ入りへ挑戦
13日にBCリーグのトライアウトが行われる。中米の新興国の代表チームの中でも指折りの実力者2人がジャパニーズドリームを掴むため、海を越えてやってきた。
2016/02/12
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国際野球支援団体が来日をサポート
毎年、独立リーグには世界各国から数多くの選手がやってくる。国籍はドミニカをはじめ、ベネズエラやオーストラリア、台湾など様々だ。特にBCリーグはミッチ・デニング(ヤクルト)やネルソン・ペレス(阪神)など毎年のように外国人選手をNPBへ送り込んでいる。まさに登竜門と言うべき場所だ。
明日、13日はロッテ浦和球場でBCリーグのトライアウトが開催されるが、2人の中米出身の外国人選手が挑戦する。フアン・マルティン(アルゼンチン)とマニー・ヘルナンデス(グアテマラ)だ。
今回の来日は、国際野球支援団体のサポートにより実現した。
「NPO法人国際野球支援団体 ベースボールブリッジ」は世界各国の野球情報発信をはじめ、選手の移籍支援など多岐にわたる活動を行っている。過去、昨年3月に行われた侍ジャパンvs欧州選抜のプロモーションや現在、パキスタン代表監督を務める色川冬馬氏のイラン代表監督就任を支援した実績がある。
今回の件は、元々、ベースボールブリッジとグアテマラとの間で道具支援の話が進む中で、2人の日本球界移籍も手助けすることとなった。
2人は8日に来日し、主に打撃や守備中心のメニューをこなし調整を続けていた。
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