【春のセンバツ甲子園2023展望】第95回記念大会の注目カード・激戦ブロック・見どころは?
2023/03/17
産経新聞社
高校野球 春の選抜甲子園 最新情報(最新ニュース)
第95回記念選抜高等学校野球大会の組み合わせ抽選会が10日に行われ、出場36校の対戦カードが決定した。同じ地区同士が準々決勝まで当たらない抽選方式で、地域的にはバランスよく散らばった一方、実力校揃いの激戦ブロックも発生した。今回は、A~Dで分けられた準決勝以前のブロックに分けて展望する(学年は新学年)。
実力校同士の開幕試合に注目(Aブロック)
東北(宮城)と山梨学院(山梨)の開幕試合は注目の好カード。東北はハッブス大起投手(3年)、秋本羚冴投手(3年)の左右の二枚看板を中心とした投手陣が盤石で、対する山梨学院は1年秋から4番に座る高橋海翔内野手(3年)擁する強力打線が自慢だ。開幕試合の勝者は、昨秋の富山大会を30年ぶりに制し、21世紀枠で選出された氷見(富山)と対戦する。
光(山口)と彦根総合(滋賀)の初出場校対決も見どころの一つ。投手陣は対照的で、光が先発完投型のエース・升田早人投手(3年)にマウンドを託す一方、彦根総合は野下陽祐投手(3年)、勝田新一朗投手(3年)、武元駿希投手(3年)の三本柱による継投を見据える。作新学院(栃木)、智弁和歌山(和歌山)などの実力校もこのブロックに入った。