夏の甲子園連覇へ…王者・仙台育英の注目選手5人。超高校級のプレーヤーたち
2023/07/05
川浪康太郎
田中優飛(3年)
同期の「150キロトリオ」にスピードでは劣るものの、総合力では負けない伸び盛りの左腕。140キロ台の直球と多彩な変化球を織り交ぜた投球で先発も中継ぎもこなす。
昨夏はベンチ入りしていなかったが、秋の県大会から中継ぎで台頭。センバツでは2試合に登板した。報徳学園(兵庫)との準々決勝では8回から登板し、タイブレークの延長10回にサヨナラ打を浴びる悔しさを味わった。
それでも悔しさを糧に鍛錬を積んだことで、直球の平均球速や得意球であるスライダーの質が向上。須江航監督に「4、5月で一番成長した投手」と言わしめた。
打たせて取る投球を持ち味とする一方、今春の県大会決勝では8回途中で13奪三振を記録するなど、狙って三振を取ることもできる。涙を流した聖地で今夏は最高の思い出をつくりたい。