明治神宮大会が開幕――2015年ドラフト1位候補の上原、今永を擁する明治と駒沢の優勝争いか?
14日から明治神宮大会が始まる。特に大学の部では、10月のドラフト会議で指名を受けた選手の他、来季のドラフト注目選手も多数登場する。
2014/11/12
優勝争いは明治と駒沢か
駒大は2001年以来、26季ぶりの明治神宮大会出場。
秋のリーグ優勝に導いたのは4番を打った江越だ。
リーグ最終戦、ソフトバンクに指名された中大・島袋から本塁打を放って通算11号になった。右打者でありながら三塁到達が速いという足。遠投は140メートル、背筋220キロのパワーも魅力。巨人・長野タイプという関係者が多い。
創価大・寺嶋はヤクルトのライアン小川と2年間、バッテリーを組むなど東京新大学リーグを7度制した。今年は春のリーグ戦、首位打者とMVP、全国選手権で亜大に勝つなど4強入り。強豪常連となった創価大の主将、強肩強打の大型捕手だ。捕手出身の伊東監督の英才教育がみもの。
創価大と富士大、中部学院大と九州産大が大会の初戦でぶつかる。
寺嶋が俊足外崎を封じるのか。左腕の浜田に巧打の野間はどう挑むのか。それぞれ楽しみな対決だ。
優勝争いは明大と駒大が中心になりそう。昨年、準優勝の明大は雪辱を期す。
来年のドラフト1位候補、上原が秋季リーグで防御率1点未満と好調だった。左腕からのストレートの威力は山崎を上回る。
また、2年生右腕の柳が一本立ちして3勝を挙げ、投手陣は相変わらず強力だ。打線の中心は通算100安打を早くも達成している3番高山。そして4番石井も満塁本塁打を放つなど素質が開眼しつつある。
駒大は3年生左腕、秋に7勝を挙げた今永にも注目が集まりそうだ。