プロ注目の逸材がまさか…夏の甲子園出場が叶わなかったドラフト候補5人。悔しさ味わった高校球児
2023/08/26
産経新聞社
夏の甲子園 高校野球 最新情報(最新ニュース)
第105回全国高等学校野球選手権記念大会は、慶応(神奈川)の107年ぶり2度目となる優勝で幕を閉じた。今大会にも注目の選手が多く出場している一方で、甲子園出場を逃した逸材も多く存在する。ここでは、今夏の甲子園出場が叶わなかったドラフト注目選手5人を紹介したい。
前田悠伍
・大阪桐蔭(大阪)
・投打:左投左打
世代ナンバーワン投手の呼び声も高かった前田悠伍だが、最後の夏は大阪府大会の決勝で涙を呑んだ。
1年秋から主戦投手としてベンチ入り。2年春の甲子園では2試合に先発すると、計13イニングを無失点と圧巻の投球を見せ、全国制覇の原動力となった。
同夏の甲子園でも好投を披露。早くから世代屈指の好投手として脚光を浴びた。
秋以降はエースナンバーを背負い、大阪府大会、近畿大会、明治神宮大会と立て続けに制覇。今春の甲子園でも4強入りを果たすなど、華々しい成績を残した。
しかし、春のセンバツ甲子園後に行われた大阪府大会と近畿大会ではベンチ外に。コンディション面が不安視され、今夏は4回戦でようやく初登板を果たした
履正社との決勝戦では先発マウンドに上がり、8回3失点(自責2)と試合を作ったが、3‐0で惜敗。再び聖地に戻ることはできなかった。
それでも、総合力の高いサウスポーとして高い評価を得ているだけに、今後の動向にも注目が集まる。