プロ注目の逸材がまさか…夏の甲子園出場が叶わなかったドラフト候補5人。悔しさ味わった高校球児
2023/08/26
産経新聞社
武田陸玖
・山形中央(山形)
・投打:左投左打
投打の二刀流でプロから大きな注目を集めていた武田陸玖も、あと一歩のところで甲子園出場を逃した。
入学直後から公式戦に出場し、1年夏の山形大会では投打で1年生らしからぬ高いパフォーマンスを見せた武田。2年秋からはエース兼主将となり、チームの大黒柱となった。
3年春のセンバツ甲子園出場hs逃したが、高校日本代表候補合宿に招集。同チームで指揮をとる明徳義塾(高知)の馬淵史郎監督からその才能を絶賛され、大きな注目を集めた。
今夏の山形大会では、初戦から投打で圧倒。準々決勝の鶴岡東戦では「2番・投手」として投げては9回2失点の完投。打っては本塁打を含む3安打猛打賞と投打にわたる活躍で勝利に大きく貢献した。
しかし、決勝戦では日大山形に4‐6で惜敗。聖地の土を踏むことができないまま、最後の夏を終えた。
投打で抜群のセンスを誇る武田。今後はポジションを含め、どのようなキャリアを歩むのか、楽しみな存在だ。