まさに圧巻…夏の甲子園、個人記録を樹立したプロ野球選手5人。伝説を残した高校野球のスターたち
2023/08/21
産経新聞社
清原和博(夏の甲子園通算最多本塁打数、9本)
出身:PL学園(大阪)
投打:右投右打
身長/体重:188cm/104kg
生年月日:1967年8月18日
ドラフト:1985年ドラフト1位
長い高校野球の歴史の中で、最も多くホームランを放った選手がPL学園の清原和博である。
1年時から名門校の4番の座に座り、甲子園に出場。1年夏の甲子園で打率.304・1本塁打の成績を残すと、2年春からの清原は手が付けられない存在に。中軸としてチームを牽引し、5季連続で甲子園出場という離れ業をやってのけた。
中でも清原の凄さを感じさせたのが、3年夏の甲子園大会だろう。3回戦を終えた段階でアーチが出ていなかったが、準々決勝から3試合連続でアーチをかけた。
準決勝と決勝戦ではそれぞれ2本塁打を放ち、「甲子園は清原のためにあるのか」という名実況も生まれた。結果的に、清原は夏の甲子園で9本塁打記録した。
その後、西武ライオンズに入団した清原は、現役時代に打撃タイトルの獲得こそ果たせなかったが、NPB通算で放った本塁打数は525。プロでも輝いたスラッガーの活躍は、多くの野球ファンに感動を与えたに違いない。
【了】