夏の甲子園で輝いた…プロ入りしなかった天才選手6人。高校野球のスターとなったプレーヤーたち
2024/08/13
産経新聞社
大西健斗
出身校:北海(南北海道)
投打:右投右打
生年月日:1998年11月17日
北海のエースとして奮闘し、夏の甲子園で準優勝を果たした大西健斗。その勇姿を記憶している高校野球ファンも多いはずだ。
北海で1年秋からベンチ入りした大西は、2年夏に甲子園の土を踏み、鹿児島実業(鹿児島)戦に登板したものの、1死も取れずに降板した。大西自身はその経験から「甲子園は怖い場所」という印象が残ってしまったという。
リベンジを誓った3年夏の甲子園、大西の好投もあってチームは勝ち進み、勢いのままに決勝戦まで駒を進めた。
相手は今井達也(現:西武)らを擁する作新学院(栃木)で、連投の疲労もあった大西は本来の投球ができずノックアウト。それでも、準優勝という結果は間違いなく大西が導いたものだった。
高校卒業後は、慶応大学に進学。ただ、故障に悩まされたこともあって大学4年間で神宮のマウンドに立つことはなかった。