“甲子園のヒーロー”でも…プロ野球の世界では苦しむ主役6人。高校野球で輝いた現役選手たち
2023/08/19
産経新聞社
吉田輝星
出身校:金足農業(秋田)
投打:右投右打
身長/体重:175cm/83kg
生年月日:2001年1月12日
ドラフト:2018年ドラフト1位
2018年の夏の甲子園、決勝戦で大阪桐蔭(大阪)に立ち向かった吉田輝星は、新天地のオリックス・バファローズで活路を見出しつつある。
金足農業では2年連続、秋田県大会で準優勝の悔しさを味わった吉田。しかし高校最後の夏はその雪辱を晴らし、明桜(秋田)を下して悲願の甲子園出場を果たした。
吉田は1回戦から全試合を一人で投げ抜き、注目度が急上昇。最後は大阪桐蔭に屈する形となったものの、「金農旋風」が記憶に残っているファンも多いだろう。
脚光を浴びた吉田はドラフト1位で北海道日本ハムファイターズから指名を受け、ルーキーイヤーにプロ初勝利。その後は勝ち星を挙げられなかったが、2022年はリリーフで51試合に登板。年間を通してチームに貢献した。
しかし、2023年はコンディション不良でわずか3試合の登板に留まると、同年オフに黒木優太との交換トレードでオリックスへ移籍。
シーズン序盤は失点を重ねたが、6月以降は調子を上げ本来の投球を取り戻しつつある。このままシーズンを乗り切り、ドラ1としての存在感を示したい。