【2016ドラフト候補の主将】東洋大・笹川、追い求める主将像はヤクルト・原樹理
東都大学リーグ優勝16回を誇る名門・東洋大が今季、7季ぶりに神宮球場の舞台に戻ってくる。そのチームを引っ張るのは、ドラフト候補の外野手・笹川晃平だ。
2016/04/02
高木遊
理想の主将像は原樹理
最上級生となり、ようやく東都大学1部リーグで戦う今季、笹川は主将に就任した。
野球人生初の重責を担うが、「原さんが取り組む姿勢や結果でチームを引っ張る姿を見たので、それが自分の追い求める主将像です」と、春秋通じて14勝13完投という圧倒的成績を残して、チームを引っ張った昨年度の主将・原樹理(ヤクルト)の背中を追う。また、大学進学を決めた時から変わらぬプロ入りの目標に向けても、成績を残すことが求められる。
この重圧を「高校最後の夏や大学入学直後のシーズンとも、また違ったものですね」と笹川は評すが、「不安で怖いですけど、やるしかないので。この3年間の成果を、あのグラウンド(神宮)で出せるように思いきってプレーしたいです」と力強く話した。
目標はリーグ制覇と、首位打者と打点王とベストナイン――。目標は高いが、その素質や努力に見合うステージがようやく用意された今季は、今まで燻らせていたものを一気に爆発させる、またとない機会だ。
笹川晃平(ささがわ・こうへい)・・・茨城県古河市出身。栃木・小山ボーイズ??浦和学院高→東洋大。181cm79kg。右投右打。外野手。2014年、21U侍ジャパン日本代表。
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